華語の文法・第一課「品詞」












今回から、華語の文法について学びましょう。
本格的に文法や文型を学ぶ前に、まず「品詞」を少し紹介します。
これを理解することで、言語習得の効率がかなり上がると思います。

難しそうに聞こえるが、実は非常に分かりやすいです。

品詞は、簡単に言うと単語の分類です。
日常で使う単語を、名詞・動詞・形容詞などのグループに分けられますね。
これが品詞という概念です。つまり、言葉の種類です。

言葉の種類が理解できるかできないかで、外国語習得の効率がだいぶ違ってきます。

品詞という概念は、文法や文型の土台と考えていいでしょう。
建物を建てる前に、土台をしっかり固めないといけませんね。
しっかりしてないと、倒れる恐れがあるから。

それと同じように、華語を含む外国語を学ぶときには、
この「品詞」という概念も非常に大事で、無視できない存在です。

では、本題に入ります。

華語の品詞は、日本語と似ています。
おおまかに分類すると、6つのグループがあります。

更に細かく分類することもできますが、
初心者の言語学習にあまり役立たないので、ここでは触れないようにします。


① 名詞

人や物の名前

例:
我(wǒ)私
學生(xué shēng)学生

下午(xià wǔ)午後
房間(fáng jiān)部屋
電腦(diàn nǎo)パソコン


② 形容詞

名詞の状態を表す言葉。華語では、形容詞はよく「的」と一緒に使います。

例:
美麗的花(měi lì)美しい花
認真的學生(rèn zhēn)真面目な学生

愉快的下午(yú kuài)楽しい午後
乾淨的房間(qián jìng)きれいな部屋
昂貴的電腦(áng guì)高いパソコン


③ 動詞

動作を表す言葉。

例:
跑步(pǎo bù)走る
說話(shuō huà)話す

睡覺(shuì jiào)寝る
買東西(mǎi dōngxī)買物する
吃飯(chī fàn)ご飯を食べる


④ 副詞

形容詞が名詞の状態を表すのに対して、副詞は形容詞や動詞の状態を表します。
華語では、副詞はよく「地」と一緒に使います。

例:
快速地跑步(kuài sù)速く走る
熱烈地談話(rè liè)賑やかに話す

安靜地睡覺(ān jìng)静かに寝る
非常美麗的花(fēi cháng)非常に美しい花
相當乾淨的房間(xiāng dāng)かなりきれいな部屋


⑤ 接続詞

文と文をつなぐ言葉。

例:
所以(suǒ yǐ)だから
然後(rán hòu)そして

而且(ér qiě)それに
但是(dàn shì)でも
對了(duì le)そういえば


⑥ 助詞

具体的な意味を持たない言葉。ほかの品詞の後に続いて、言葉に意味を付け加える。
つまり、ほかの言葉を助ける役割をしています。
日本語の「てにをは」も助詞の一つです。

例:
他睡了(tā shuì le)
彼は寝ました。

她是學生嗎(tā shì xué shēng ma)
彼女は学生ですか?

出去玩吧(chū qù wán ba)
遊びに行きましょう。









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★ 台湾華語の面白さを楽しむ。

台湾で12年間日本語教育に携わる教師が、 台湾華語の面白さと学びやすさを伝える。


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